「HSPで未経験でも向いている仕事ってあるのかな?」
「自分に向いている仕事を見つけたい」
HSPさんは、繊細な気質がゆえ、お仕事を探される時も、自分にあった仕事があるのか、心配になりますよね。
その際、未経験や資格がなくてもできる仕事があるのかが気になるところではないかと思います。結論から言うと未経験、資格なしでも活躍できる仕事はあります。
まずは、自分に向いている仕事は何かを調べ、そして、その中でも未経験、資格なしでもできる仕事があるかを探してみてはいかがでしょうか。
HSPさんに向いている仕事は以下のようなものです。
- 一人でできる仕事
- 専門性や技術が必要な仕事
- クリエイティブな仕事
- 共感力を活かした仕事
- 人を癒す仕事
- 動物や自然と触れ合うことができる仕事
まずは自分にピッタリな仕事を見つけるところから始めてみましょう。
この記事が、HSPで悩まれている方の手助けになれば幸いです。
「HSPさんの向いている仕事と仕事の選び方
まず仕事の選び方に入る前に、簡単にhspについて説明したいと思います。
HSPの特徴(DOES)
HSPとは、アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱したもので、人一倍敏感な人には4つの面があると言われています。
この4つの面が当てはまる人のことをHSPと読んでいます。
その4つを解説したものが「DOES」と呼ばれるものになります。
D:物事を深く考える
(Depth of processing) |
・質問の内容が深い
・沢山の可能性を考えるので決断に時間がかかる ・深く思考してから行動する ・一つの物事をじっくりと捉え考える |
O:些細なことでも刺激を受ける
(Overstimulated) |
・大きな音が苦手
・服やシーツなど繊維にも敏感 ・サプライズなど予期せぬことが起こることが苦手 ・人と関わることで疲れる |
E:感情に対する反応が高く、共感力も高い
(Emotional reactivity and high Empath) |
・テレビや映画に感動して涙もろくなる
・人の心を察知する能力が高い ・些細な違いに敏感 ・他人のストレスまで気づいてしまう |
S:少しの刺激もすぐに察知する
(Sensitivity to subtleties) |
・匂いに敏感
・光に敏感 ・些細な音にも敏感 ・声のトーンや視線で相手が何を思っているのか察知する |
HSPの仕事の選び方→自分の強みを活かすこと!
HSPさんは、病気ではなく特性なので、その特性とうまく付き合うことが大切になります
その特性を強みと捉え、向いている仕事をみていきましょう。
- 1人で同じ作業がコツコツと作業ができる
- 細かい作業が得意
- 人への共感力が高い
- 感性が豊か
1人で同じ作業をコツコツとできる
内向型のHSPさんは、人と沢山関わる仕事をすると基本的に疲れてしまうため、1人でコツコツとできる仕事がよいとされています。
私自身もこちらは割と得意で、こういった文章を描くことや事務作業、リサーチ業務などコツコツとした作業を継続できる強みがあります
細かい作業が得意
人が気づかないようなところまで気がつくので、誤字脱字を発見したり、昨日と今日で変化していること、ミスの発見も得意とされる印象です。
細かい手作業、ハンドメイドなどでものづくりをしたり、整理整頓のような業務もよいでしょう。
人への共感力が高い
人への共感力がとても高いことは強みです。
たくさんの人といると疲れますが、基本的には人が好きなので、困っているなと思ったら声をかけたり、細かく教えてあげることもでき、人に相談されやすいです。
感性が豊か
感性が豊かなので、自分の中で感じたことを表現するのも得意です。
文章を書いたり、絵を書いたり、表現をすることをすると、とっても表現が豊かです。
これらの強みがHSPさんにはあります。
【未経験でもOK】hspに向いている要資格の仕事
では「実際にどんな職業があるの?」というところが気になると思いますので、繊細さんの強みを活かすことを踏まえ、有資格、無資格でできる、具体的な職業を見ていきたいと思います。
- 共感力を活かした仕事
- 人を癒す仕事
- 動物や自然と触れ合うことができる仕事
- ご老人と関わる仕事
1共感力を活かした心を癒す仕事
- 臨床心理士
- 心理カウンセラー
- コーチング
人への共感力が高いため、寄り添って人の話を聞く仕事はとても得意とされます。
なので、自身の経験からカウンセラーになりたいと言われる方も多いです。
ただし、カウンセラーとしての注意点としては、企業で就職する場合、有資格を求められることが多いです。
その中でも、もっとも求められるのは臨床心理士と、公認心理師です。
その他にも心理士という名前がつく資格はありますが、この二つに関しては有資格でないと採用されない場合が多いです。
大学、もしくは通信制の大学にて資格取得になるので、それなりの時間と費用もかかるでしょう。
2体を癒す仕事
- マッサージ師
- エステティシャン
- 整体師
マッサージやエステは人の体を癒す仕事なので、カウンセラー同様HSPさんの共感力が高く、寄り添うことができるので向いています。
ただし、マッサージを施術するためには、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格が必要となります。
これを取得するためには、国が認める専門学校、短大、大学で勉強をし、資格を取る必要があります。
こちらは法律で定められているので注意しましょう。
無資格マッサージのようなリラクゼーションを提供されている方は、「ほぐし屋」など、マッサージという言葉を使わずして提供されていますので、求人をみる際は注意しましょう。
3動物や自然と触れ合うことができる仕事
- ペットトリマー
- 花屋
- 水族館スタッフ
HSPさんは、人と関わるよりも動物との触れ合いなどで癒されながら働くといった方法もあります。
あらゆる洞察力が優れているため、非言語の仕草やサインも感覚で把握し、コミュニケーションをとることができるでしょう。
ペットトリマーなどは資格がなくてもできる仕事ですが、求められるレベルが有資格者、経験者の記載があるものが多いです。
有資格者をやはり優遇されるケースが多いので、資格をとってしまうほうが良いかもしれません。
トリマーの資格は通信でも取得できるので比較的最短2ヶ月などでとれるものもあるので、まずは資料請求してみると良いと思います。
4ご老人と関わる仕事
- 介護士
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
とても優しいHSPさんですから、ご老人と関わるお仕事も適職といえるでしょう。
直接人と関わる介護職では無資格でもできる仕事はありますが、介護福祉士や、ケアマネージャー、生活相談員などは国家資格がいるお仕事となります。
無資格の場合は掃除、洗濯、買い物、など生活援助に携わる仕事がほとんどで、直接身体に関わる仕事となると有資格でないとできないことが多くなるでしょう。
ただし、介護職は、無資格のまま就職し、働きながら資格をとるということもできるので、キャリアアップを目指せる仕事です。
【未経験でもOK】hspに向いている資格がなくてもOKな仕事
未経験でもOKなHSPさんに向いているお仕事はこちら。
- 一人でできる仕事
- 専門性や技術が必要な仕事
- クリエイティブな仕事
- 在宅ワーク
1一人でできる仕事
- 一般事務
- 経理
- 研究員
一人で作業をする仕事として、事務職、在宅での打ち込み作業、ライター、学芸員、図書館司書などがあげられます。
一人でする仕事は、刺激に敏感な繊細さんが疲弊せずに、落ちてついて仕事ができるでしょう。
また、細かい作業、黙ってと一人でできるという視点から、HSP気質の方は、不特定多数の方がいる場所や、騒がしい場所が苦手で、静かに仕事ができることによって、気を遣わず、安心して働くことができるのではないでしょうか。
2専門性や技術が必要な仕事
- システムエンジニア
- WEBマーケター
- プログラマー
マーケターやエンジニアといった仕事は、
- お客様がどんな商品だと欲しいのか
- お客様にどんな言葉だと響くのか
- どのようなサイトであればクリックいやすいか
など、さまざまな視点から物事をみていく性質があります。
クリエイティブで創造性があり、人の気持ちに敏感なHSS型HSPさんは、
需要と供給について無意識に街中で見つけることができていたり、これってどうなんだろう?などと、深く物事を考えることができます。
消費者目線でいろんな視点からの発想が湧いてくるため、向いているでしょう。
3クリエイティブな仕事
- WEBデザイナー
- ゲームクリエイター
- イラストレーター
HSPさんは感受性が豊かなので、何かを生み出すという創造性があります。
発想力があるからこそ向いているお仕事です。
自分の想像したものをそのまま、表現し、微妙な色合いや、サイズ感などにも気づくことができるでしょう。
理論的よりも感覚派の方が多いかもしれません。
加えて、あまりチームワークを要する仕事ではなく、一人でコツコツと作業ができる仕事でもあるので向いているでしょう。
4在宅ワーク
- データ打ち込み作業
- WEBライター
- 動画編集
在宅ワークは、繊細さんにとって、とても向いている仕事だと思っています。
時間を自分で決めて作業ができることや、自宅でできるのでもっともリラックスをしてできる仕事です。
そして、仕事のやりとりも今では、電話などを使わずに連絡を取り合うことのできるアプリ等があるので、一呼吸置いてから、考えて質問をすることなどができます。
【hsp】未経験OKの仕事の探し方
①転職エージェントの利用→メリットデメリットもある
基本的には、エージェントへの登録、ハローワークへの登録などでお仕事を探されると思います。
メリットとしては、沢山の企業さんが登録されていますし、紹介もしていただけると思います。
ただ、デメリットとしては、あまり繊細さんのことを理解していただけないケースが多いです。
もし転職エージェントで仕事を見つけるならば、自分の特性を言語化し、できるだけ要望にそったお仕事先を選んでいきましょう。
②障がいを併発されている方→専門のエージェントに相談を
また最近では、HSPと一緒にパニック障害、不安障害などを抱えていおられる方もいます。
そういった場合は調べてみると、きちんと支援してくださるサイトもあるので見てみてください。
③自分に合った仕事に就くために→自己分析を行うのがベター
自分に合った仕事を見つけるためには、自己分析は必要不可欠!
今では、HSPさん向けのカウンセラー、コーチ、コンサルタントなどのサービスがあります。
自己分析がしっかりできていないと、次の仕事を見つけても、すぐに辞めたくなってしまう可能性があります。
ですから、自己分析をしっかりと行うことは、自分に向いている仕事を見つけるためには絶対必要なんです。
今、若い人を中心にコーチやカウンセラーと手軽に相談できるサービスが人気です。
自分が相談したいカウンセラーを自由に選べ1000円から手軽に始められるので、初めての人でも使いやすいです。
。
お仕事を探すこと、一緒に二人三脚して歩んでくれるコーチを見つけることで安心して活動ができると思います。
そしてまずは小さな一歩から進んで行きましょう!
まとめ
HSPさんの適職についてご説明させていただきました。
最初にもお伝えしましたが、自分に向いている職業はないのでは?と考え悩まれる方も多いと思いますが、必ず適職があるはずです。こちらを参考にしていただき、またプロのキャリアアドバイザーなどの力を借りて、ストレスを軽減し、ご自身に向いているお仕事が見つかれば幸いです。