「HSS型HSPは、営業職に向いているの?」
「これから営業職につこうか、続けていこうか悩んでいる」
HSS型HSPさんは一見アクティブに見えますが、繊細な一面があります。
このまま営業職でやっていけるのかどうか、不安になりますよね。
結論から言いますと、営業職は向いているので、働き方の選択肢に入れてOKです。
HSS型HSPさんに営業職が向いている理由は以下の6つです
- チャレンジ精神がある
- 人と接することが好き
- 細やかな気遣い
- 鋭い洞察力
- 人のことを考えて行動ができる
- 本質を見抜く力がある
ただし、向いているからいってどんな営業職でも合うわけではありません。
そんなHSS型HSPさんに知ってほしいメリットデメリット、そして、営業職をされていた方からの実際の体験談などを交え、カウンセラーとして130件を超える実績を持つ筆者が解説していきたいと思います。
HSS型HSPとは
HSS型HSPとは、HSPの中でも細かく細分化された時に、外交型の性質を持った方がおられます。この外交型HSPを、HSS型HSPとよんでいます。
HSS型HSPは、人口の約6%しかいないと言われていますが、特徴は、
- 好奇心が旺盛
- 興味を持つことも多いが飽きるのも早い
- 直感力が鋭い
- リーダー的ポジションになりがち
など、繊細ではありながら、かなりアクティブな傾向に見られます。
HSS型HSPが営業に向いている6つの理由
HSS型HSPさんが営業に向いている6つの理由は以下のものです。
- チャレンジ精神がある
- 人と接することが好き
- 細やかな気遣い
- 鋭い洞察力
- 人のことを考えて行動ができる
- 本質を見抜く力がある
①チャレンジ精神がある
HSS型HSPさんは基本的にチャレンジ精神が旺盛なので、新しいことを進めていくことができます。また、ずっと同じ作業は飽きて疲れてしまうため、自ら考えて行動出来ることは向いているとされています。
②人と接することが好き
HSPさんは人と接することが好きです。特にHSS型HSPさんにとって、毎日人と会えること、さまざまな方の話、経験談などが聞ける環境というのは、とても刺激となります。この人のようになりたい!という方を見つけたり、この人のこういう振る舞いは素敵なので、次は真似してみよう!と、積極的に仕事に取り組んでいくことが活力となります。
③細やかな気遣い
常に人のことを考えているので、些細な困りごとにも気がつきます。例えば、きょろきょろと周りを見ている人がいたら、「何か探し物かな?」と、察知し声をかけに行ったり、何が必要かわかる場合は、先回りをし準備をして持っていくこともできるでしょう。
④鋭い洞察力
相手がどんな思いで話しているか、を察知します。とても鋭い洞察力があるので、この人は社員のためを思って本当に言っているのか、売り上げのために言っているのか、そういったところもすぐに気づくことができます。
⑤人のことを考えて行動ができる
自分より相手を優先する方が多いので、相手がどう思っているかを考慮しながら話を聞き、商談などを進めていくことができるでしょう。こちらが売りたい商品があったとしても、まずは相手の話を聞き、本当に困っていることがないかヒアリングをしていくのが上手です。
⑥本質を見抜く力がある
本質を見抜く力があります。例えば、本当に人のためを思っていっていることなのか、会社の利益のためだけに発言していることなのか、この辺りはかなり本質をみていくでしょう。とはいえ、企業で働いているということはじかくしているので、そのあたりは臨機応変に対応する能力も身につけています。
HSS型HSPが営業職につく際に注意すべき点(デメリット)
基本的にHSS型HSPさんは、営業職が向いているのですが、注意する点もあるので、
そちらを説明していきたいと思います。
- 人付き合いに疲れる
- 損得勘定がない
- 数字、スピードが苦手
①人付き合いに疲れる
人のことを常に考えて行動しているので、ついつい自分が後回しになり、気づいた時には、ぐったりとしてしまいます。意識的に一人の時間をもち、自分を癒す時間をもてるようになることが疲れすぎないコツとなります。
②損得勘定がない
良くも悪くも損得勘定がないので、相手がよければそれでいいとなりがちです。ですが、それでは、win-winになりませんよね。まじめさがゆえ、力を抜くところで抜けない、そんな不器用なところがあります。
③数字、スピードが苦手
一人の人とじっくり向き合いたい、一つのことに集中したい気持ちが大きいので、数字やスピードに追われることは、とてもストレスとなります。
HSS型HSPが営業職をしていた時の体験談
この方は、とある営業をされていました。営業なので、顕著に数字に追われるのが少し苦痛だったそうです。「本当にそのその人のためになるのか?」と、深く考えるので、そういった場面で内心葛藤が起きます。損得勘定が少なく、鋭い感性があるので、会社の方で「相手側の企業のためになるから売って」と言われても、本当にそう思えない場合があるそうです。されど企業人なので売らなければいけない。「これがストレスだった。」とおっしゃっていました。
ただ、成績が上がらなくても、自分の人柄を見てくれている会社様がいる。「あなた一生懸命頑張ってるよね。」と、評価してくださる方もおられ、そこから契約に繋がることもあるそうです。そして、ヘッドハンティングとまではいかなくても、退職するとなった時に「私の会社に来ないか?」と声をかけてもらうこともあるのだとか。責任感があるから、頑張れと言われなくても頑張って仕事ができるので、誠意はとても評価してもらえることが多いそうです。
仕事ですから、もちろん数字やスピードに追われることもあると思います。HSS型HSPさんは、その本質にあっていれば、どれだけ忙しくても頑張れる人です。ただ、数字を上げるため、目の前の人としっかりと向き合った仕事だと思えなくなった時に、「意味があることなのか?」を考え出し、ストレスになるので、転職が多いのかなとお話しを聞いていて感じました。
HSS型HSPさんは、一見HSPと見られづらいところがあります。なので、みんなと過ごしたあと、急激に疲れがくる。これが困ることだとおっしゃっていました。
営業=人と人とのつながりの深さ、と、捉えて仕事をされ、この人から買いたいと思ってもらいたい、人を大事にする特性があるので、細やかな気配り、その方、一人一人をみて本質で営業をする。責任感も強く、頑張り屋さんなので、いかにプライベートで、ストレスを軽減するかも必要です。
「一人の時間を持つこと」「好きな人と時間を過ごすこと」「一人旅をすること」「自然に触れること」「美味しいものを食べること」「綺麗な景色をみること」ストレス解消法をお尋ねすると、このように五感を感じることをされている方が多いです。
ストレスにどう対処するか?今後マネジメントしていけると良いですね。
HSS型HSPの営業職に求められる能力
次に、営業職につく上で、求められる能力を見ていきましょう。
- スピード感
- 聞き流す力
- 自信を持つこと
①スピード感
本質を考え出すので、どうしても考えてから行動になってしまいます。行動しながら考える、というのが一番早く進んでいくと思うのですが、これは特性がゆえにそうなってしまうので、少しスピード感を注意して物事を進めていきましょう。
②聞き流す力
HSPさんは、真面目で責任感が強いので、正義感で動いてしまうことが多いです。なので、わかっていても、腹が立つことや、悔しいことなど、受け流すことができません。そんなこともあるよね!とさらっと受け流せることも能力のになるので、身につけられるとよりお仕事の幅が広がります。
③自信をもつこと
自分に自信を持つことも必要な能力です。HSPさんは、できるのに、失敗したら。。。と、どこか不安気です。HSS型の方は社交的ではありますが、自信のなさについては、同じと言えるでしょう。まずはできなくても自信があるように見せることから、だんだんと自信がついてくるので、そこを上手く発揮できると良いですね。
HSS型HSPさんには営業の仕事を探すなら、こちら
HSS型HSPさんは、好奇心旺盛で一人でどんどん進んでいくことができます。その行動力とずば抜けたセンスの良さ、人を見抜く力というものは、とても営業職で必要とされます。とはいえ、同じ性質を持っているとしても、十人十色。起業したい人もいれば、企業の中で働きたいといった方もいると思います。もし、企業の営業職で働いて経験を積んでみたい方は、
「いい求人ネット」で探してみてはいかがでしょうか?https://iikyujin.net/about/#service
こちらのサイトでは、キャリアコンサルタントの方が紹介してくれるパターンと、自分で探すパターンがあります。自分で選べるってとてもいいですよね。
営業職に特化しているサイトなので、ぜひチャレンジしてみたい!という方は、一度相談してみると良いでしょう。
まとめ
HSS型HSPさんは、繊細ながらも人と接するのが好きな方が多く、営業職には向いています。
職種自体はあっているので、いかにストレスを軽減できるか、普段の生活の中でストレスを溜めないようにしていくことが肝心です。
HSS型HSPさんが営業職として働く場合、気をつける点は3つ
①人付き合いに疲れてしまう
→疲れ果ててしまう前に一人の時間を作る
②損得勘定がない
→相手に合わせ過ぎず、自分もwin-winになるように
③数字、スピードが苦手
→数字や時間に厳しすぎる仕事は避ける
HSS型HSPさんの良いところを生かして、営業職の仕事を選ぶことがとっても大切。
キャリアアップ、そしてあなた自身のステップアップとして、ぜひこの記事を活用いただけると嬉しく思います。