私自身、2年ほど同じ仕事をしていると飽きてしまい、接客業、受付事務、入力作業、カウンセラー、コンサルタントと職業を転々としていました。
フリーランスとして活動しはじめたころは、カウンセラーとしてはじめましたが、今思うとクライアント様はHSP気質な方が多かったかと思います。
そういった方はやはり人間関係や仕事が長く続かないことに悩んでおられ、現在では繊細さんのお仕事に関する悩みを聞くことが多くなったので、繊細さんのお仕事コンサルタントとして、活動をしております。
そんな私がHSS型HSPに向かないお仕事を6つ紹介します。
1事務仕事
2公務員
3接客業
4ライター
5イベント業
6ドライバー業
HSS型HSPとは?
HSPという名前はひと昔前に比べ、聞いたことがある。という方も多いのではないでしょうか?
HSPとは、アメリカの心理学者、エレンイン・N・アーロン博士が提唱した生まれつき感受性が強く敏感な気質のことです。
そのHSPの中でも、さらに細かくわけて考えることができます。
例えば、いっけん内向型のHSPさんがメインにとりあげられていることが多いですが、「自分はわりと社交的だけど、繊細さんに当てはまるんなんだけどな?」と、思う方もおられるかもしれません。そういった方は、もしかすると、外交的なHSPさんに当てはまるのかと思います。
この外交的なHSPさんのことをHSS型HSPと呼びます。
HSS型HSPさんは、全体の6%しかいないと言われているので全体的にみて少数派なので気持ちをわかってもらえない、生きづらさなどを感じられている方も多いです。
私自身もどちらかというとHSS型HSPなので、この気持ちがとってもよくわかるんですね。
「人と関わりたいのに、たくさん関わっていると疲れる」こんな気持ちがとても強く、一般的には、内向型のイメージが多いかと思うので、ここでHSS型HSPの方の特徴をご紹介したいと思います。
HSS型HSPの特徴
特徴としては、
・好奇心旺盛でいろんなことがしたけれど疲れる
・人と関わることが好きでリーダーポジションになりやすい
・興味を持つことも多いが飽きるのも早い
・頻繁な外出と引きこもることを繰り返す
・流行りに敏感
・直感が鋭い
などがあげられます。
基本的にHSPさんは繊細で、内気、人前に出ることよりも裏方業務であったり、目立たないことや、同じ作業の繰り返し、少しの刺激で疲れてしまうので、できるだけ刺激の少ないことを選ばれる方が多いかと思います。
ですが、HSS型HSPさんは、繊細でありながら、相反して、人前に出ることや、人と関わること、リーダー的役割をすることが好きだったり、自分で考えて行動する、同じことの繰り返しが好きではないので、一見とってもアクティブに見えます。
しかしながら、心の中は繊細なので、人一倍気を使っているし、いろんなところに目が行くので、頭の中では様々な構想が作られています。
無意識に沢山の情報も取り入れていくので、心身ともに自身の許容範囲をこえてしまうので、定期的に自分を意識して休むことが必要になっていきます。
「ポジティブに見えるが故、悩みがなさそう」なんて思われることもあります。
HSS型のHSPに向かないお仕事
1事務職
同じ作業の繰り返しは、HSS型HSPさんにとって苦痛なお仕事になります。
創造性があるので、これをやってなんの意味があるの?というふうになりがち。
自分独自の成果も認められづらく、やりがいを感じられなくなります。
私も経験がありますが、ずっと椅子に座り続けることがまず苦痛でした。
2公務員
決まった時間決まった場所、そして指示が多く、自分で決めていけない環境、隣とのデスクが
近いなど、縛りがあるお仕事はあまり向いていません。チームリーダーなどになり、やりがいを見つけることができると別ですが、一般的には向かないでしょう。
3接客業
人当たりが良いので一見向いているように見えますが、多くの人と関わる接客業、時間拘束が長く、一人の時間がとれない接客業は向かないです。
人と関わることが好きなHSS型HSPさんですが、毎日毎日人と関わっているとだんだんと疲弊してきてしまいます。
多くの人と関わる職業は避けた方がよいでしょう。
4ライター
パソコンに向かい、ただひたすら打ち込む作業は向いていません。
特に指示されたもの、それについて調べ、指示にしたがってかきあげるようなライター業は向かないでしょう。
ただし、時々インタビューの記事などを書くライター業であれば、人との関わり、出張などがついてくるので、気分転換にもなり続けておられるHSS型HSPの方もお見受けします。
5イベント業
イベント業は、何百人もの人と出会う機会となるので、人混みをみているだけで疲れてきてしまいますね。
ましてや全く知らない人たちの中なので、すごく気を使うことになるので、HSS型HSPさんはやってみたいという想いはあると思いますが、避けた方が無難でしょう。
6ドライバー業
業務としては同じことの繰り返し、そして、多くの人と関わることがあるので、疲弊しやすい職業でしょう。
タクシードライバーなど一人の時間も確保されやすいものであれば、よいかもしれませんが、時間に終われるバスや、トラックの運転手、送迎などは心身ともに疲弊してしますので向かないとされています。
HSS型HSPさんに向いている仕事は?
同じ作業の繰り返しでない仕事
事務職など、同じ作業の繰り返しはHSS型HSPさんにはあまり向きません。
刺激がなくそれがストレスとなり、今度は違うことがしたくなってくるので、毎日違う作業ができる仕事がよいでしょう。
大枠は任せてもらえる仕事
HSS型HSPの人は自分で考えたり、創造してお仕事をするのが得意です。
細かく指示をされたり、たくさん注意されると本来の能力が発揮されません。
どこまでを自分でやって、どこまでを聞いたらいいのか、どうしたらいいのかわからなくなってしまうことがあるかもしれません。
ある程度大枠で任せてもらえて、困った時に指示を仰ぐ仕事が良いでしょう。
頑張ったことが実績となる仕事
新しいことが好きで、自分で考え、行動したことで結果につながるような仕事だと生きがいを感じます。
私自身、以前は接客業をしており、販売の仕方やプロモーションなど、自由にさせていただいた時は、そのお店史上最高額の売り上げを伸ばすことができました。
チャレンジ精神を活かせる仕事
いろんなことにチャレンジをしたいので、既存のやり方を押し付けられるような職場環境ではとてもやりづらくなってしまいます。「もっとここをこうしたらいいのに」と、発想力を活かせる職場環境がよいでしょう。
一人でできる仕事
なんでもチャレンジしていくことのできるHSS型HSPさんは、組織に入って仕事をするよりも、独立して起業したり、フリーランスとして個人でお仕事をする方が向いているでしょう。仕事は自分のペースでできるし、人間関係も自分で選ぶことができるので、とっても向いていると思います。
まとめ
HSS型HSPさんは、刺激をもとめ、同じことの繰り返しではなく、自分の創造性を活かせる仕事が向いています。
ですが、多くの人と関わると疲弊してしまうので、大手の会社員など、たくさんの人が集まる場所ではなく、基本的には一人で仕事を進めていける環境がよいとされます。
事務作業と、人と関わってコンサルをする時間、このバランスをとっていくのが大切です。
人と関わることと、こもる作業時間、そして、自分で考えてクリティブに動くことができる仕事がHSS型HSPさんには向いています。
結果、「フリーランス」としてお仕事をすることがHSS型HSPにとっては良いのではないでしょうか。